御祭神・由緒

御祭神
伊弉諾いざなぎのみこと伊弉冉いざなみのみこと
例祭
10月1日(第1日曜日)
由緒
第12代景行けいこう天皇てんのう御代みよ日本武尊やまとたけるのみことは東夷御平定の途次とじ神霊しんれいにより埼玉県秩父郡大滝村の三峯山に登られて東国の平定をいのり、ここに神々をまつられたと伝える。
当社は、徳川時代、三峯山よりこの地に分祀ぶんしされたもので人々に深く信仰された。このころより三峯みつみね講中こうじゅうを組織し代参だいさんを行い、安政7年三峯山に参籠さんろう(昼夜こもって祈願)・寄進した記録がある。
昭和29年境内地けいだいちを拡張し、37年に社殿の大改築を成し、砧町の鎮守ちんじゅとして崇敬すうけいを集めて現在にいたる。
御神徳ごしんとく(神様の功徳くどく
夫婦和合ふうふわごう 五穀豊穣ごこくほうじょう 家内安全かないあんぜん 火難かなん盗難とうなんけ 諸難しょなん

日本武尊やまとたけるのみことは三峯の美しい山川をながくにみの神話をなつかしみ伊弉諾尊いざなぎのみこと伊弉冉尊いざなみのみこと(日本で最初の夫婦になった神)をまつり、この国が永遠に平和であることをいのられたといわれている(日本武尊は景行天皇の皇子おうじ)。

三峯の名は、景行けいこう天皇が白岩山しらいわやま妙法ヶ岳みょうほうがたけ雲取山くもとりやまの並ぶ景勝けいしょうたたえて命名めいめいしたといわれている。

三峯神社には眷属けんぞく(神様と関係の深い動物)としておおかみが祀られている。狼はいのししなどから農作物を守り、わざわいをはらい、やくけるといわれている。また、「お犬様」と呼ばれ子どもの遊び場としても親しまれている。